2025/05/12 13:55
今月お届けのお花
スプレーバラ

年に2回、春と秋に旬を迎えるバラ。バラは古くより親しまれ現在では約3000種類を越す品種があるとされています。その中でも緑色の品種は100種類もなく珍しい色のバラとされています。
春のバラと特徴は、花びらの発色と花のボリューム。1年の中で最も大きく、旬ならではの表情を見せてくれます。
市場に流通するバラには2種類あり、1本の茎に1つのお花をつける「スタンダード咲き」と1つの茎に複数のお花をつける「スプレー咲き」があります。
どのバラも人の手を加えず自然の状態で育てると、1本に複数のお花を付け、スプレー咲きの状態になります。生産者の技術により、複数ついたお花を摘むことで残ったお花に養分が行き渡り充実した1輪のスタンダード仕立てのバラが出来上がります。
スプレー仕立てのバラは、自然な状態で出来上がるのではなく、こちらも成長の段階でお花を詰むことで、お花の付き方が大きく変わります。生産者の細やかな手業により私たちが花瓶に飾りやすく最後まで楽しめるバラが作られます。
今回は、春のバラを感じていただくのと同時に、バラの仕立てによる違いをお楽しみいただけますと幸いです。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日程。
涼しい場所に飾り、切り花栄養剤を使用した場合より長く綺麗な状態でお楽しみいただけます。
ドライフラワーとしてお楽しみいただく場合は、満開の状態で花瓶から離だし逆さまに吊るすことで綺麗な状態でドライフラワーとしてお楽しみいただけます。目安としては、到着後1週間経過したタイミングがおすすめです。
<お手入れ方法>
・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切るようにしてください。
・バラは、綺麗なお水を好みますので花瓶のお水の水換えの頻度は、2〜3日に1度。濁ったお水で飾り続けると花首が下を向いてしますことがあります。その際は、茎を3cmほど切り、たっぷりの綺麗なお水が入った花瓶に飾っていただきますと元気になることがあります。
・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。
テマリソウ

ナデシコ科のお花で鞠のようにこんもりとした見た目がとても可愛らしいお花。
鞠状の緑色の部分は花びらが葉やガクに変化した「総苞」(ソウホウ)というもの。
飾っていると稀に総苞の箇所から白色やピンクの小花を咲かせることもあります。
ドライフラワーにもそのままの状態になるお花です。
とても日持ちがよく、フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日ほどお楽しみいただけます。
<お手入れ方法>
・比較的丈夫なお花なのでお水替えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・葉が黄色く変色した場合は手やハサミで取り除いてください。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。
リューココリネ

リューココリネは、春の訪れとともに華やかに咲き誇る美しい花です。細長い茎に、優雅な筒状の花がひとつひとつ開花し、色鮮やかな花々が心を癒やします。リューココリネの花は、特に白やピンクのグラデーションが魅力的で、花束やアレンジメントに使うとその華やかさが引き立ちます。長持ちする切り花としても知られ、フレッシュな状態で約1週間〜2週間ほど美しい姿を楽しめます。
リューココリネの花びらは繊細でありながらも、花束の中でも目を引く存在感を放ち、季節感あふれる空間を演出します。花が開くにつれ、花びらが広がり、繊細な美しさがより一層際立ちます。咲き終わると、花びらが少しずつ散り、最後までその姿を楽しむことができます。
※白色のリューココリネに変更となります。
<お手入れ方法>
・リューココリネの茎は柔らかく、水分をよく吸うため、花瓶に飾る際は、水の量を器の1/3から半分程度に保つようにしてください。他の花材と一緒に飾る場合は、器の半分から6分目の水量が理想的です。
・お水を替える際は、茎を1cm程度斜めにカットすることをおすすめします。これにより、水の吸収が良くなり、より長く美しい花姿を楽しめます。
・リューココリネは、花が開くにつれて、花びらが増えていきますが、時に花の重さで茎が倒れることもあります。茎が伸びすぎた場合は、ハサミで短く切って、飾り直すと良いでしょう。
・水替えは、2〜3日に1回の頻度で行いましょう。水が濁ってしまうと、茎が腐敗してお花が痛みやすくなるため、清潔な水を保つことが大切です。
ゼラニウム

ガーデニングでも世界中で親しまれているゼラニウム。
香りは、葉物の側にいるだけでも感じることができますが、葉に触れて香りを嗅ぐとより感じることができます。
フレッシュな状態でのお花を鑑賞期間の目安は、10日〜2週間程お楽しみいただけます。
<お手入れ方法>
・花瓶の水に葉が浸からないように水に浸かる枝や葉は取り除きましょう。
・お水の量は、1/3から半分ほど少なめがおすすめ。
・2〜3日に一度お水変えを行い、水替えの際は必ず1cmほど茎の切り戻しをしてください。
フトイ

フトイは、柔らかな緑色の茎と、優雅に長く伸びるラインが特徴的な美しい草花です。そのシンプルでありながら印象的なフォルムが、フラワーアレンジメントや花束の中で存在感を発揮します。長い茎を活かして、スッキリとしたデザインやモダンなスタイルにピッタリです。フトイの特徴的な姿勢は、どんな花材とも調和し、洗練された空間を演出します。
フトイは、繊細で美しい草花でありながらも、丈夫で長持ちするため、切り花としても優れています。花が咲くわけではなく、葉と茎の美しさを楽しむことができ、シンプルで清楚な雰囲気が特徴です。アレンジメントの中で高さを出したい時や、他の花とのバランスを取るために使うと、上品さが際立ちます。
<お手入れ方法>
・フトイの茎は硬めでしっかりしており、水分を吸収しやすいですが、長時間水に浸かると茎が腐る原因となります。花瓶に飾る際は、器に水を入れすぎないようにし、1/3から半分ほどにとどめましょう。
・お水を交換する際には、茎を斜めに1cm程度カットしてから新しい水を入れることをおすすめします。これにより、茎の吸水力が高まり、より新鮮な状態を維持できます。
・フトイは水分を多く必要としますが、茎の先端が水に浸かりすぎないように注意してください。水の交換は2〜3日に一度行い、花瓶内の水が濁らないように心がけましょう。
リョウブ

リョウブは、春から初夏にかけて鮮やかな花を咲かせる美しい枝物で、切り花としても広く使われています。その特徴的な枝ぶりは、しなやかでありながらも力強く、アレンジメントや花束に深みと高さを加えるのに最適です。リョウブの枝は、葉が豊かで、特に新緑が鮮やかな緑色をしており、アレンジメント全体に自然で落ち着いた印象を与えます。
リョウブの枝物は、他の花材と組み合わせて使うことで、空間に奥行きや立体感を生み出します。特に、枝の伸びやかな形状と葉の密度が、アレンジメントにシンプルでありながら洗練された印象を与えるため、和風から洋風まで幅広いスタイルに活用できます。リョウブの枝物は、花が咲かなくてもその枝ぶりだけで美しく、どの季節でも活躍します。
<お手入れ方法>
・リョウブの枝物は、他の花材と同様に水分をしっかり吸収させることが大切です。花瓶に飾る際には、器の半分ほどに水を入れ、枝の下部がしっかりと水に浸かるようにします。枝が長い場合は、根元から少し斜めにカットしておくと、吸水が良くなります。
・枝物の特徴として、長く美しい状態を保つためには、頻繁に水替えを行うことが重要です。お水は2〜3日に一度交換し、水が濁らないように注意してください。水が汚れると、枝の先端が腐ってしまうことがあります。
・リョウブの枝は、花が咲くことなく枝ぶりの美しさが楽しめますが、葉が水に浸からないように気をつけましょう。葉が水に触れると、腐敗が進むことがありますので、花瓶の水位には注意が必要です。
※輸送中の配送事故等で、稀にお花に破損、または萎れた状態になってしまうことがあります。傷んだ状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。