2025/10/02 15:43

今月お届けのお花


アジサイ

初夏の季節に街中でも彩ってくれるお花、アジサイ。
街中で見かけるアジサイは、西洋アジサイまたはガクアジサイの品種となっており季節が夏に移りゆくとお花が枯れてしまいます。
今回お届けいたしましたアジサイは、園芸用に品種改良された「秋色アジサイ」となっており、初夏に花をつけてから約半年間という長い時間をかけて鮮やかな水色、ピンク、紫色、白色のお花の状態から緑色に帯びていきます。
秋色アジサイは、花に触れた際の質感がカサついているパサパサとした触感が特徴です。
また、半年という長い期間お花が咲いているため、生産の段階で綺麗な状態でお花を保つことが難しくとても希少価値の高いお花とも言われています。
秋色アジサイは、長く楽しめるお花なので、ドライフラワーとしてもお楽しみいただけます。
フレッシュな状態でお花を鑑賞する期間の目安は、約2週間〜20日程度。
秋色アジサイは、花瓶に飾っている状態で萎れることは滅多にないのですが、稀に空調が直接お花に当たる場所など、飾る環境によって萎れてしまうことがあります。その際は、下記のお手入れ方法をご参照ください。

<お手入れ方法>
・お手入れ方法は、お水替えの際に2cm程茎をハサミまたはナイフ、カッターで斜めに切るようにしてください。その際、白いワタを刃物の先端で取り除くとよりお水を吸いやすくなります。
・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめです。
・花びらに茶色のシミが出てきた場合はなるべく早い段階で手で優しく取り除いてください。
・切り花栄養剤の効果が大きいので栄養剤入りのお水を使うことで日持ちが大幅に伸びます。

お手入れ①<茎の切り方・断面>
お手入れ②<茎の切り方・ワタの取り方>
<アジサイが萎れてしまったら>
飾っているアジサイが萎れてしまったら、茎を日々のお手入れ方法と同様に切り戻していただき、写真のようにお届けした白い紙などでお花を包み風と直射日光の当たらない場所に置いてください。
2~3時間ほど置いていただくとお水を吸い上げて、みずみずしい状態に戻ります。
大きな花瓶をお持ちの方は、茎を切り戻した後に、アジサイのお花の先端まで全体がお水に浸かるようにそのままの状態で2~3時間ほど浸していただくだけでもみずみずしさが戻ります。
ぜひお試しください。

アンスリウム

熱帯地域にルーツを持ち、光沢のある質感とハート柄の花形がとても魅力的なお花です。
アンスリウムのお花は実は黄色い棒状の箇所のつぶつぶの1つ1つ。緑色の箇所は仏炎苞(ぶつえんほう)といわれ、蕾を包む葉が変化したものになります。
アンスリウムの花持ちの目安はフレッシュな状態で、約10日〜2週間程度。
アンスリウムはドライフラワーにはなりにくい花材でもありますので最後までフレッシュな状態で楽しまれるのをおすすめいたします。

<お手入れ方法>
・お手入れ方法は、お水替えの際に1cm程茎をハサミで切ってから飾ってください。
・花瓶のお水の量は少なめがおすすめ。茎の先が5cmほど浸かる程度の水を目安に入れてください。
・飾る場所は直射日光と空調の風が直接当たらない場所が長持ちさせるコツです。
・切り花栄養剤の効果が大きいので栄養剤入りのお水を使うことで日持ちが大幅に伸びます。

ススキ

今の時期、河川敷などで見かけ、風になびく姿が美しい、ススキ。
切花のススキは、日に日に穂が開いていき、咲き進む過程を見ることができます。
ドライフラワーとしてもそのままの状態でお楽しみいただけます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、2週間〜20日程お楽しみいただけます。

<お手入れ方法>

・花瓶の水に葉が浸からないように水を浸かる箇所は取り除きましょう。

・お水の量は、少なめ〜半分ほどがおすすめ。
・2〜3日に一度お水替えを行い、茎を切り戻してください。

ユーカリ<品種名:ポリアンセモス(ポポラス)

シルバーグリーンの爽やかな香りのする枝物。
フレッシュな状態では香りが楽しめ、ドライフラワーとしても色が変わらずそのままの状態でお楽しみいただける飾りやすい花材です。
ユーカリの清涼感のある香りには心を落ち着かせる鎮静作用や集中力を高める効果などがあると言われています。
フレッシュな状態での、お花の鑑賞期間の目安は、約2週間〜3週間程お楽しみいただけます。

<お手入れ方法>
お水換えのタイミングで茎を切る程度で長くお楽しみいただけます。
・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただきカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただけます。
・ドライフラワーにする場合は、みずみずしい段階で逆さまにして乾かすとより綺麗なドライフラワーになります。

紅葉ヒペリカム・石化ヤナギ

【紅葉ヒペリカム】
春には青々しい葉に黄色い花を付け、花が実になり、秋には実が落ち葉が赤く紅葉をします。
赤く紅葉をしている箇所は、繊細なためしんなり、またはかさついた質感になることがありますが、紅葉の風合いとしてご了承くださいますようお願い申し上げます。
フレッシュな状態での鑑賞期間の目安は、1週間〜10日程度。
ドライフラワーには綺麗な状態でなりますが、葉に触れると散りやすいのでご注意ください。

<お手入れ方法>
・茎を切る際はとても硬いので、茎の断面にハサミを入れて割るように切れ込みを入れるとお水を吸い上げやすくなります。
・枝の先端から傷んでくるため、フレッシュな状態で楽しむ場合は、先端の葉を触っていただき黒く変色した箇所やカサカサとした箇所をハサミで取り除くことでより長くフレッシュな状態でお楽しみいただけます。
・お水の量は、半分〜7割ほどの多めがおすすめです。
・2〜3日に一度お水換えを行い、茎の切り戻しをしてください。

【石化ヤナギ】
ヤナギの木が突然変異で帯のように複数繋がった状態のヤナギを石化ヤナギと呼んでいます。
枝物の樹皮にある白い粒の一つ一つが葉の蕾になります。
とても丈夫な花材なので特別なお手入れは必要ありません。
長くお楽しみいただける花材なので、お手入れをしっかりしていただくと枝物から葉が芽吹くこともあります。
ドライフラワーとしても綺麗になるので、フレッシュな状態で楽しまれた後は是非お試しください。

<お手入れ方法>
・お水の量は、半分〜7割ほどがおすすめです。
・2〜3日に一度お水替えを行い、茎の切り戻しをしてください。

お花の飾り方やお手入れ方法は、初めのうちは難しいものに感じることもあるかと思います。
ですがお花も生き物であり、絶対という決まりや方法はありません。
お届けしたお花と寄り添い、少しずつお花を理解していく、そんなきっかけになっていただけたら幸いです。
F. [éf]の緑の花の定期便を通して「お花と過ごす時間」が普段の時間より少しでも豊かなものになりますように。

※輸送中の配送事故等で、稀にお花に破損、または萎れた状態になってしまうことがあります。傷んだ状態で届いた場合は、1度花材の茎を1cmほどハサミで切っていただき、たっぷりのお水が入った花瓶に飾っていただき直射日光のあたらない涼しい場所で半日ほど休ませてあげることで元気な状態に戻ります。半日ほど様子を見ていただきみずみずしさが戻らない場合は、お手数をお掛けいたしますがF. [éf]お問い合わせフォームまでご連絡をお願い申し上げます。