2026/04/02 00:00

おすすめの飾り方

4月にお届けした花材は、一つの花瓶にまとめて飾っていただくと、やわらかな春の気配を感じていただけますし、複数の花瓶に小分けにしても、軽やかに飾りやすい内容となっております。

F. [éf]らしくユニセックスで、暮らしのさまざまな場所に自然と溶け込むテイストを意識し、芽吹きとともに少しずつ景色が明るくなっていく、春のはじまりの空気を表現しました。

光や風のやわらかさに、季節の移ろいを感じる頃。
新しい季節のはじまりを、F. [éf]の緑の定期便とともに楽しんでいただけましたら幸いです。

今月のお花を一つの花瓶でまとめて飾る際は、花材同士が重なりすぎないよう高低差をつけ、届いた状態から手でやさしくほぐしながら飾りましょう。
ヒメミズキは動きが出やすいため、無理に形を整えず、自然な流れを活かすのがおすすめです。

届いたお花を飾り、よく観察しながら、どの向きを正面にすると美しく見えるかをいくつか試してみてください。
向きを変えるだけでも表情が変わり、お花の魅力を体感すると同時に、飾り方の感覚も少しずつ身についていきます。

一度花束をばらしてから花瓶に飾る際のポイントは、以下の3ステップです。

おすすめの飾り方

① はじめにヒメミズキを器の高さの1.5〜2倍ほどに切り、器の口に沿わせるようにざっくりと活け、全体の骨組みとなる土台を作ります。

② 土台の内側にガーベラとアルストロメリアを活けていきます。ガーベラとアルストロメリアを混ぜながら配置し、高さと奥行きを意識してまとめるのがおすすめです。

③ 最後に利休草を活けます。タニワタリとナルコランはふわりと空間を泳ぐように添え、全体のバランスを見ながら調整して完成です。


枝物で先に土台を作ることで空間が生まれ、空いたところを埋めるように花材を足していくと、自然とまとまりのある仕上がりになります。

枝物に軽く引っ掛けるように活けることで、花材が留まりたい場所に自然と落ち着いてくれます。

同じ花材が2本以上ある場合は、同じ場所にまとめて活ける「グルーピング」や、「手前に1本活けたら奥にも1本、右に活けたら左にも1本」といった対角線を意識した配置もおすすめです。


お花を素敵に飾るコツは、ざっくりと、自然や偶然に任せて活けることです。

今月のお花は茎がやわらかく動きやすいため、思い通りの位置に留まらないこともあるかと思います。無理に固定しようとせず、花材が行きたい方向に耳を傾け、その動きに合わせて器の中に少しずつ足していくような感覚で飾るのがおすすめです。

お花の飾り方に正解はありません。難しく考えすぎず、お花と向き合い、飾り手が美しいと感じるかたちで、4月のお花との暮らしをお楽しみください。